容疑者が住んでいたマンション

 そこに住んでいた1992年から'99年の間に、斉藤容疑者は計6回妊娠。そのうちの2回は無事出産し2人の息子として育てたが、残りの4回は死産か出産直後に乳児を遺棄したとみられる。

父親の存在

 誰ひとり斉藤容疑者の妊娠に気づかなかったのか。

 近隣の40代の女性は、

「よう肥えとるしな。妊娠したってわからんねん」

 と言い、

「一時期、50代か60代ぐらいの人が一緒に住んどった」

 と男の存在を指摘する。

 近隣の60代の男性が、男に関する情報を付け加える。

「その人は葬儀屋さんに勤めとったみたいでな。25年か30年くらい前やったか、気がついたら斉藤さんの家に転がり込んどったんやわ。いつの間にかおらんなってたけど5年もおったかどうか……。15年ぐらい前にも斉藤姓以外の表札がかかってたりもしたわ」

 斉藤容疑者は逮捕後、「父親はすべて同じ人物」と供述。警察は父親への確認も含め捜査を進めているという。

 父親に気づかれることなくバケツに遺棄したわが子の遺体を、現在のマンションに引っ越す際も、斉藤容疑者は手放さなかった。