『トドメの接吻』 (c)日本テレビ

 謎のキス女によって、死のタイム・リープを繰り返すサスペンス・ラブストーリー。山崎賢人が連続ドラマに初主演し、門脇麦、新田真剣佑、新木優子、菅田将暉といった人気若手俳優が競演するオリジナル作品の舞台裏とは──。

“クズ男”の決め手は
絶対的なセクシーさ

 イケメンホストが、突如現れた謎の女のキスで死ぬ。そして、7日前の自分に蘇るという、“死のループ”を繰り返すサスペンス。

『陸王』で好演した山崎賢人が、連続ドラマに初主演し、主人公の堂島旺太郎を演じている。

自分とは無縁の過去や未来にタイムスリップするのではなく、主人公の意識だけが戻って、出来事を書き換えていくタイム・リープ(時間跳躍)する物語を描きたかったんです

 と、鈴木亜希乃プロデューサー。

 完全オリジナル作で、構想は1年半あまり。

 1話完結ではなく、次週はどうなるか、先の読めないストーリー、そして、キャスティングにも自信を見せる。

「旺太郎役の山崎さんとは、『デスノート』でご一緒しました。好青年を演じられることが多いけれど、私が魅力を感じるのは、お顔立ちの美しさはもちろん絶対的なセクシーさ。旺太郎はダークヒーローというか、“クズ男”でひねくれてはいるけれど、押しつけがましくない正義感を持った人物として描きたかったので、山崎さんしか考えられませんでした。出演オファーしたとき、山崎さんの新しい一面を引き出せればと思っていました」(鈴木P、以下同)

 全く悩まずオファーしたというのは、“キス女”佐藤宰子役の門脇麦。

「門脇さんは怖さ、きつさ、可愛らしさ、ミステリアスさのどれにも寄りすぎず、すべてを表現できる女優さん。序盤は、めちゃくちゃ怖いけれど、だんだん小動物的な可憐さが出てきます。いい意味での拍子抜け感を好演してくださっています」

 12年前の海難事故で弟を失い、それによって家族が崩壊したことをきっかけに、誰も愛そうとしなくなった旺太郎。愛のかわりに彼が求めるのは、カネと権力。そのため、100億の資産を有するホテル王の令嬢・美尊(新木優子)は、かっこうのターゲットだった。

「彼らに加え、美尊の兄・尊氏役の新田真剣佑さん、謎のストリートミュージシャン・春海役の菅田将暉さんら主要キャストを若い俳優さんで構成したのも、こだわりです。私自身が若いころに『金田一少年の事件簿』『木更津キャッツアイ』など、自分と同じ世代の俳優さんのドラマを夢中になって見ました。あのときのワクワク感は、今も忘れることがありません。

 本作は、若いキャスト、スタッフのパワーが結集した作品で、登場人物それぞれのキャラを立たせることにもこだわりました。感情移入していただくというより、2次元的なインパクトを重視しています」