ディーン・フジオカ 撮影/廣瀬靖士

「これまでとは違う僕、そして次もまた違う僕。そんな“変化”を楽しんでいただければ」

 今、自身のどこにいちばん注目してほしいか問うと、はにかみながら“変化”という言葉を口にしたディーン・フジオカ(37)。

「芝居にしても音楽にしても、変化し続けることをポジティブにとらえています。いつもアンテナの感度をマックスにしてやっていますよ」

 と語り、笑顔を見せる。そんなディーンが朝ドラ『あさが来た』でブレイクするまで、アジアを中心に海外で活躍していたのは周知のとおりだが、

「その経験のおかげなのかな。どこに行っても適応力が早いというか、どんな環境でもその場なりの楽しむ術がわかってる気がします(笑)」

 そんな数ある海外生活の中でも、“縁が深い”というのがインドネシア。現在は家族が暮らし、ディーンにとってはゆかりある場所――。そのインドネシアでオールロケが敢行された主演映画『海を駆ける』が公開される。

「2009年ごろから台北とジャカルタを拠点に仕事をしていました。ジャカルタではCMを撮ったり音楽を作ったりしていましたが、こうやって長期の作品に挑戦したことがなくて。いつかこの国で俳優の仕事がしたいと思っていたので、ひとつの夢が叶(かな)いましたね」