「女の子の大学受験は早め早めが肝心」と語る佐藤ママ。その理由とは?

「佐藤さんも普通のお母さんだったんですね」

 娘が大学に合格してから、その子育ての経験を講演会や取材時にお話しすると、こんな反応が返ってきます。三男一女4人の子ども全員が東京大学理科III類に合格したので、母親の私は「強烈な教育ママ」というイメージが世間にはあるようです。

娘の受験は”楽勝”だったわけではない

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

 息子3人の経験があるので、娘の受験は“楽勝”だったのでは、と思う方もいますが、そんなことはありませんでした。子どもは一人ひとり違います。子育てには子どもの性格や個性に合わせた工夫が必要です。

 特に娘の受験では、男の子と女の子の違いをリアルに感じた経験でした。詳細は、拙書『』に譲りますが、改めて、二人三脚で乗り切った長女の受験を振り返ってみたいと思います。

 娘は末っ子でのんびりした性格です。息子たちと同様に長女も1歳ごろから公文を始め、中学受験では浜学園(関西地盤の塾)にお世話になりました。

 大きな違いは、息子たちより大学受験の準備を早く始めたこと。息子3人は東大に強い鉄緑会という塾に中学3年か高校1年のときに入塾しましたが、娘は中学1年から通わせました。

 女の子の大学受験は早め早めが肝心です。三男一女を育ててみて、男の子は雑だけど速く、女の子は丁寧だけど遅いという特徴があると思いました。

 ノートのとり方や復習の仕方が違うのです。娘はきれいにノートをまとめ、テストの見直しなども隅から隅まで時間をかけてきっちりやりきるタイプでした。

 どちらの特徴が受験に向いているかといえば、男の子のほうなのです。なぜなら、人間は忘れるから。丁寧にやったからといって一度で覚えられるわけではなく、受験勉強は重要なところを何度も繰り返して、数をこなすことが重要なのです。