佐藤二朗 撮影/北村史成
 人気・話題作に必ず名を連ねる佐藤二朗(49)。名バイプレーヤーとして活躍するだけではなく、映画『ルイスと不思議の時計』では、実写吹き替えに初めてチャレンジ。年齢を重ねるごとにフィールドを広げていく佐藤に聞いた、思わず吹いちゃうおじさんエピソード。

「アニメの経験はあったんですが、洋画の日本語吹き替えは初めて。主人公のジョナサンおじさんを演じるジャック・ブラックさんは大好きな俳優さんだし、挑戦してみようかなと思いました」

 数々の作品に出演し、唯一無二の強烈な印象を残す名バイプレーヤーの佐藤二朗。彼が、実写映画の吹き替えに初挑戦したのが『ルイスと不思議の時計』。巨匠スティーヴン・スピルバーグが設立し、『E.T.』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・ワールド』など大ヒット作品を生み出してきた製作会社が手がけるマジックファンタジー作品だ。

「この作品で僕的にいいなと思うのが、主人公が3人とも、どこかに負を抱えているというか、心に傷がある少年ルイスだったり、過去に非常につらい思い出がある美人エリート魔女だったり、基本ポンコツの魔術師だったり、みんなダメダメなところがあるところ。そんな3人が大きな敵に立ち向かっていく作品なので、グッとくるところもあるし、笑えるところもあるんです」

 今回、佐藤が吹き替えを担当したのが、魔法使いのジョナサン。そのジョナサンとの共通点は“ポンコツなところ”だという。

僕は、日本でトップ20に入るくらいのポンコツだと思います。嫁からは小3病と言われ、精神年齢は8歳くらいですし、暑さに弱く、寒さにも弱いという面倒な体質で、静電気に弱く、高いところに弱く、方向音痴で、地図が読めません。

 あと、心霊写真とかものすっごく怖いです。遊園地でもジェットコースター無理、あとちょっと酔いやすいので、コーヒーカップみたいな乗り物もダメ。怖いからお化け屋敷も無理。“何しに遊園地に来たの?”と、よく言われる、そのくらい弱いものだらけです」