20150324 tamayama (1)
撮影/伊藤和幸

 そんなシャーロットとの夫婦だが、朝ドラでは珍しく、キスシーンがあった。

「そうですね(笑い)、いろいろな方にエリーとマッサンのふたりを見ていて微笑ましいとか、羨ましいと言っていただけたんです。キスシーンなども、あのふたりだったらいやらしくないとか。これはすごくうれしかったし、やりがいがあったと思っています」

 完成した作品を見ずに演じることに没頭したという玉山。その時期を"自分の中で時計が止まっていた"と表現。時計が動き出した今、自分の子ども(2歳)の成長にも気がついたという。

「まず言葉数が増えましたね。ウソをつくようになったり、何かを隠したりとか(笑い)。八嶋(智人)さんに聞いたんですけど、子どもってウソをついているときは、ないものをイメージしていて、それが頭にすごくいいんですって。だから僕も子どものウソに怒らないで、彼のウソに合わせていろいろなものを引き出そうとしています。かわいいですよ、浅はかで(笑い)」

 そして、東京の自宅に戻り、ようやく落ち着いて完成作品を見ることができているという今、その感想は?

「12週までは見ていたので、13週から見始めて、16週まで見ました。なんだか、走馬灯のように思い出されるんですよ。昨年の5月7日にクランクインして、楽しかったことや、演じている部分以外のスタッフとの思い出とか。シーンを見ていても“あ、このときあんなことがあってやきもきしていたな”とか」

 16週といえば、本物のスコッチウイスキーをつくりたいと、北海道・余市へと引っ越して会社を立ち上げようとするあたり。さて、気になる最終週の放送の、見どころは?

「晩年のマッサンとエリー以外にも、回想シーンで若いころのふたりも登場します。若いときのマッサンを久しぶりに演じたので、すごく懐かしく感じた部分もあるし、若いエリーにも出会えてホッとした部分もありました。ぜひ、楽しみにしてください!」